桜舞い散る府中で「きものアートツアーズ 」を堪能♪
還暦を過ぎて「欅坂46」にハマり、ファンクラブ会員となった「なかどん」です。
本日は、そんなオジサンが新緑鮮やかな「けやき並木」を歩く最高の一枚からスタートです。
ここは府中・・「郷土の森」。
この界隈を中心に開催された「きものアートツアーズ 其の二」のひとコマです。
日付は3月31日(日)。
穏やかな春の日差しが注ぐ、絶好のお天気でした。
このイベントは「ACF(アーティスト コレクティブ フチュウ)」さんと、「たまには。デニム着物編集部」がコラボして企画したもの。
府中で活動する様々な分野のアーティストさんたちの作品を、着物ファッションで巡っていこうという内容です。
最初に訪れたのは、府中競馬場正門前駅にほど近い「スタジオ&ギャラリー アダージョ」。
中では「ひな祭りとちりめん細工展」が開かれていました。
写真左のお二人は仲のイイ姉妹さん。
今回、デニム着物編集部から着物をレンタルして初参加されました。
お姉さんはロングコート風に羽織るだけの女優風。
20歳の妹さんはBerry工房のフリル帯で可愛さたっぷりの装いにしてみました。
(by スタイリスト・よーこ)
写真右は「デニム着物編集部」のきものいろはさん。
この日は、ちょっとオトナのデニムコーデで艶っぽさが漂います。
会場には実に様々なちりめんアートが並んでいます。
心和むカワイイ動物たちから、手の込んだ作品まで・・
どれもこれも、世界に一つだけの手作り品です。
ここで「なかどん」・・きもの屋の店主としてひらめきました!
お店(ゆめこもん)のマスコット「こもんくん」を、ちりめんで作っていただけないか?
どうしようもないワガママを作家である天内さんに相談したところ、快く(?)引き受けてくださいました。
画像を送って、あとは完成を待つばかり・・
う~~ん、可愛く出来たら楽しいだろうな~♪
次に訪れたのは「郷土の森博物館」。
武蔵野の中心地であった「府中」の歴史がよ~く分かります。
ここで衝撃的だったのがコチラのお偉い方の像。
巨萬朝臣福信(こまのあそんふくしん)さんとおっしゃる西暦756年に活躍されたお役人ですが、
驚いたのはそのファッション。
腰に締めるベルトは「バックル付き」ではありませんか!
そばにいた解説員の説明によると、この像の衣装は当時のままをほぼ忠実に再現しているそうです。
つまり1200年前の人たちは、着物にバックル付きのベルトを締めていた。
なかどん愛用のベルト帯は、けっして「最新スタイルではなかった」ということです。
この日最大の「へえ~~~~!!!」
それは とっても嬉しい発見なのでした。
さて、「郷土の森」は敷地面積も広く、見どころ満載です。
特に着物姿で写真を撮るなら、最高のロケーションといっても過言ではありません。
歴史的に貴重な建物が残され・・
自然の風景が美しく手入れされ・・
着物ファンにはたまらない撮影スポットです。
今回のイベントの幹事役「やじまち」さんのバックには薬屋さん。
まるでお買い物をした直後の写真・・といった雰囲気ですね。
イイ薬、ありました?
役場の建物も時代を感じますね。
ドラマの撮影に使えそうです♪
縁側でくつろぐデニムレディーがふたり♪
ここは、旧府中郵便取扱所の建物の裏側。
驚いたことに、幹事役「やじまち」さんが生まれたお宅なんですって!
保存の対象になって、この場所に移築されたそうです。
ナイスショットな乙女たち。
またの名を「デニムシスターズ」と申します。
それぞれの好みを生かしたコーディネート。
「デニム着物のアレンジ方法は星の数ほどある」ってことです♪
こんなヤツもおりました。
ともに叫んで一体感を・・・出たかな?
散策の最後は、今回一緒に街歩きを楽しんだ「書道家・かわくぼみちこ」さんのギャラリーへ。
個性的な着物ファッションで目を引くかわくぼさん・・
「これフツーですけど」とさらりとおっしゃるところが流石です。
自宅の倉庫を改造して作ったアトリエには、娘さんの描いた絵と一緒に かわくぼさんの作品が展示されています。
「ご自分で一番好きな作品はどれですか?」とお聞きしたところ、迷わず指したのが「楽」。
「文字は人の感情を表すものです。だから楽しさを思いっきり表現できているのがこの一文字なのです」
なるほど!深いけど、確かにそうだ。
眺めていると心の底から楽しくなってきますね。
ちなみにコチラが美大に通う娘さんの作品。
やはりDNAは受け継がれているようです。
結構なかどん好みです♡
陽が傾いてからのお楽しみはバーベキュー。
一軒家アートスペースの「メルドル」で、アーティストさんたちとの交流を深めながら美味しくお肉をいただきました。
焼き担当はフランス人のご主人。ノイズミュージックという世界で活躍されているそうですよ。
嬉しいことに、奥様の「うたこさん」はこの日デニム着物を購入されて皆さんをおもてなし。
よ~くお似合いです♪
きものアートツアーズ 其の二
アーティストさんたちとの繋がりもできたステキなイベントでした。
ふと思ったこと・・
自分のデニム着物を、アーティストさんたちの手でカスタマイズ出来ないか???
次回、そんな内容にバージョンアップ出来たら最高ですね。

東京・池袋で、カジュアルな着物屋「ゆめこもん」を営んでいます。
前職はテレビ番組のプロデューサー。古いルールに縛られず、新しい感覚で和のファッションの楽しみ方を提案しています。